仮面浪人は休学するべきかどうか悩んでいる人も多いです。
そこで今回はE判定から仮面浪人で慶應義塾大学に合格した私が、仮面浪人は休学するべきかどうかを解説します。
↓慶應SFC合格に際して使用した参考書や勉強法をまとめたものです。
こちらは小論対策文です。結論:仮面浪人は休学しないでも合格する
私個人の考えとしては、仮面浪人は休学する必要はないと思っています。
なぜならば、私自身がきちんと仮面先の大学で進級できるほどの単位を取得する一方で、第一志望の大学にE判定から逆転合格できたからです。
しかし、これは私自身の場合であり、それぞれに状況が異なると思うため休学した時のメリットとデメリットを相互に比較しながら休学するべきかどうかを考えていきましょう。
休学すると得られるメリット3つ
大学を休学して得られるメリットは以下の3つです。
- 単位を落とす心配がなくなる
- 塾や予備校に通う時間ができる
- 人付き合いで悩まなくなる
それでは順番に見てきましょう。
①単位を落とす心配がなくなる
休学すると、単位の心配をする必要がなくなります。
仮面浪人は大学の授業の勉強をしなければならないので、そちらに時間を奪われがちです。
もし、大学の勉強をしないとなると、単位を落としてしまい留年してしまう危険性があります。
休学すると、そのような悩みから開放されます。
②塾や予備校に通う時間ができる
休学をすると、時間ができるので塾や予備校に通えます。
まわりの受験生は塾や予備校に通っているので、それにようやく追いついて同じラインで勉強ができます。
たった一年間の受験期間で、塾や予備校に行かなかったために不合格になってしまうくらいならば休学して通ったほうが合格率も高まるでしょう。
③人付き合いで悩まなくなる
休学すると、人付き合いで悩まなくなります。
仮面浪人をしていると、どうしても友達同士の付き合いに巻き込まれる場面があります。 中には断りきれずに遊んでしまったという仮面浪人生もいるくらいです。
休学をすれば、そういった人間関係から開放されるので他人に時間を使う必要がありません。
休学すると立ちはだかるデメリット3つ
大学を休学すると立ちはだかるデメリットは以下の3つです。
- 休学するための費用がかかる場合がある
- 仮面の意味がなくなる
- 人脈が失われる
それでは順番に見てきましょう。
①休学するための費用がかかる場合がある
休学するのは国立大学を除いて無料ではありません。 私立では在籍料や設備費を払い続けなければいけません。
そのため、無駄な出費が増えてしまうことも考えておいた方がよいでしょう。
休学費用は大学によって異なりますが、私立大学の中には数十万円かかる学校もあるので自分の在籍大学をしっかり調べるべきです。
②仮面の意味がなくなる
休学をすることを前提に仮面浪人をやっていたら、仮面浪人のメリットを得られません。
受験に失敗しても2年生に進学できるのが仮面浪人の強みですが、それがなくなるので、結局最初から純粋な浪人として宅浪をするか予備校に通ったほうが経済的にもよいでしょう。
③人脈が失われる
休学をすると、人脈が失われます。
休学さえすれば無駄な人間関係に気を使わなくて済むと紹介しましたが、その一方で裏を返せばますます孤独になるのと同じです。
かろうじて数人ほど大学生活で仲の良い友達ができたとしても、休学をすれば友達とも学年が離れてしまい離れ離れになってしまいます。
仮面浪人は孤独との戦いなので、友達がいた方が心の支えになると思っている人にとっては痛手になります。
もし休学する場合の面談時の理由はどうする?
休学する場合は「仮面浪人をするから」と正直に言う必要はありませんが、「進路に迷っている」という理由を面談で学事担当に告げるとよいでしょう。
学校にもよりますが、休学する理由を紙に書かされるか面談で質問される可能性が高いです。
一般的に以下のような場合につき休学が認められると言われています。
- 金銭面
- 病気
- 留学
しかし、これに該当しなくても休学できる場合もあります。実際に筆者の友人も「卒業を伸ばしたいから」という理由で休学ができていました。
そのため、「仮面浪人しているから」という理由で休学を申請するのではなく、「自分の進路に迷ったから」「自分探しの時間」と書いても認めれるでしょう。
正直に再受験のこと全てを話す必要はありませんが、現状に不満を持っていることを教授や学事に伝えればOKです。
ちなみに、個人的には前期は通ってみて後期に休学するという計画が、追い込み期間等も考慮して丁度良いと感じます。
もし休学して受験に失敗したら?
休学して受験に失敗したら、同じ学年をもう一度やり直すことになります。
大学1年の初めに休学したら、次の年にもう一度大学1年を同じ学校でやらなければなりません。
仮面浪人の場合は、進路が安定していることがメリットですが、もう一度同じ大学で1年からやり直すとなると、自分の精神的なダメージはかなり大きいです。
この苦しみに耐えられるのかを考えるとよいでしょう。むしろ失敗して大学2年生になって学生生活を送る方が、未練なく過ごせるかもしれません。
後期だけ休学して仮面浪人する手もあり!
1年の春学期だけ大学生として過ごして、秋学期は休学して受験勉強に集中するという作戦もあります。
受験直前に集中して勉強ができるので合格の確率が高まるというメリットがあります。
そして、もし仮面浪人に失敗したとしても、1年の秋学期扱いなので他の人とズレて学生生活を送ることができます。
だから「あいつ、仮面浪人に失敗した」などといった噂に巻き込まれることもなく、精神的なダメージも少ないでしょう。
まとめ
今回は仮面浪人は休学をするべきかどうかというテーマでメリットとデメリットを比較していました。
どちらがいいのかは人それぞれ違うので一概には言えませんが、筆者的には「別に休学をしなくても合格する」というのが持論です。
失敗しても進学可能な仮面浪人であるというメリットを活かして受験することをおすすめしますが、休学した方が学力が上がると思うのならば迷わず休学するべきです。
ぜひ、参考にしてみてください。
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